自家製本みりん
今、愛知県のオーガニック食品店
りんねしゃを経営されてる
先生の食の講座で
調味料、油、肉、出汁などの
選び方のポイントや
食の現場でどんなことが
起きているのかなどを
勉強している。
食材を選ぶ時の
お守りのような知識たち。
「うーん、1番安いのは
ダメな気がするけど
1番高いものはそこまでの価値が
あるのか分からないし、
真ん中あたりにしよう!」
と、なんかモヤッとする
買い方がすごく減る。
理想的な食材は
高くて時に買えないこともあるが、
その時自分が選べる最善のものを
選べるようになってきたことも
ちょっとした自信になってきている。
講座では
みりんのことも勉強したのだが、
アメリカで手に入る本みりんは
とても高く、
(三河本みりん500mlが$20くらいだった)
どうしようかと思っていたら、
麹の先生をしてる友人から
本みりん、簡単に作れるよ!と
教えてもらい、
材料を揃えた。
ここで少し、みりんの話を
みりん風調味料じゃなきゃいいんだよね?
「本みりん」って書かれていたら
大丈夫ってことだよね?
そのくらいの知識だったが、
スーパーなどで一般的に出回ってる
「本みりん」の原材料は
もち米、米麹に加え、
醸造用アルコール、水飴などが
添加されている。
これによって、
同じ量の原料で
本来の製法で作られた本みりんより
3倍近くのみりんが出来上がり、
糖分を足すことで熟成期間を
無理やり短くしている。
だからコストが抑えられるが、
甘さが強く、そのまま飲んでも
あまり美味しくない。
本来的な本みりんは、
原料はこれだけ。
もち米、米麹、本格焼酎
1年近く熟成させて作る。
そのまま飲んでもまろやかで美味しい。
表の表記に騙されず、
ちゃんと後ろの原材料を確認するクセは
講座を受けてから、特に強くなった。
さて、本みりんの作り方
材料
もち米 350g
米麹 350g
米焼酎(35度) 700ml
もち米を1晩水に浸し、
次の日20-30分蒸す(指で潰すと潰れきらないけどちょっと柔らかいくらい)、
又は炊飯器で普通に炊いて
焼酎を混ぜて温度が40度以下になったら
米麹(乾燥)と混ぜて、
熱湯消毒した容器に入れて、出来上がり。
(お住まいの国の酒税法によっては、出来上がり分量2%の塩を入れてください。)
初めの1週間は毎日降って
良く水分に浸るようにする。
3日目くらいまで
水分がなかなか出てこなかったが、
それ以降はだんだん水位が上がってきて
いい感じに。
簡単でとてもよかったのだが、
材料費がどちらにしても
アメリカだと高くついた。
アジアンマートで買った焼酎だけでも
$20くらいしたのだ。
今後、
こちらで簡単に手に入る
ウォッカやホワイトリカーなどと
入れ替えて熟成させてみて
味比べをするつもりだ。
追記
トレーダージョーズで買った
どデカいウォッカで本みりんを
仕込んでみた。
こちらは、コスト的に
かなり抑えられている。
分量分のお酒の値段だけで、
3-4ドルくらい。
さて、違いやいかに。
楽しみ楽しみ。
→2022年年末に開けてみたら、味にほとんど差はなしでした!!!
朗報!!笑
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