気になる御先祖さま
私は
両方の祖父に会ったことがない。
私が産まれるずっと前に
2人とも亡くなっていた。
写真の祖父は父方の。
名前は
格と書いて「ただし」と読むが、
皆からは「かくさん」と
親しまれていたそうだ。
かくさんは、
父がまだ8歳のころに
倒れて急逝した。
( 脳溢血?)
私は なぜだか
会ったことのない、
このかくさんを子供の頃から
なんとなく意識していた。
祖母の家の2回の神棚に
かくさんはいつも居て、
私はその小さな家の2階で過ごすのが
特別好きだった。
意図してだか、してないんだか、
かくさんと大学まで同じになった。
とにかく、
かくさんが応援してくれてるような
見守っていてくれてるような
気がするのである。
ある方の講座で
なぜだか気になる御先祖さまは
大切にしたほうがいいと伺った。
アメリカ在住のその方は、
会ったこともない
ご主人側の祖父が
夢に出てきたりするようになり、
すごく気になり、
写真を家族に頼んで
わざわざアメリカまで
送ってもらったらしいのだ。
そして、その写真を
大事に飾っていると。
その話を聞いて、
私はすぐにかくさんが浮かび、
日本帰国をしたら、
すぐに両親に頼んだのだ。
実家は東京なので、
つぎに田舎の祖母の家に行く時、
もし受け取っても大丈夫だったら、
祖父の写真が欲しいから
持って帰ってきてほしいと。
そしたら、まさかの。
「いま、あるよ」と
父が書斎から写真を
取ってきてくれたのだ。
しかも、私が欲しかった
遺影の写真の小さいサイズ。
(この写真の祖父がイケメンで
1番好きなのである(笑))
実家にあっても、
祖父が誰かと写っていたり、
日常の中での写真かと思っていたから、
これには驚いた。
あぁ、祖父が準備してくれたんだな。
着いてきてくれるんだね。
ありがとう。
アメリカについてから、
かくさんにピッタリのフレームを
なんとなく探していたけど、
ピンとくるのがなかなかなかったが、
今回のブラックフライデーセールで
これなら、かくさんの写真の持つ
エネルギーと合う気がするという
フレームを見つけ、購入した。
(セール品だけど許して、かくさん)
写真立てに入れたら、
自然と神棚のように
手を合わせるようになった。
小さな神社のような....
(私はどこかの宗教に属してはいないが、
目に見えないものは信じてる)
手を合わせる対象があることは、
心を豊かにするような気がしている。
あ、水も1杯お供えしてみよう。
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