焼き卵と旅(レシピつき)
韓国に住んで驚いたことにひとつに
ゆで卵がある。
老若男女問わず、
皆、よくゆで卵を食すのだ。
正確には、
ゆで卵ではなく、
「グウンゲラン」(焼き卵)として
売店で売られたり、
各家庭で作られている。
ゆで卵より、香ばしさと
何もつけなくても少し塩気が加わる。
韓国ドラマ好きは
ご存知かもしれないが、
おっさんが焼き卵を食べながら
悪態をついていたり、
高校生が焼き卵を食べながら、
遠足に行っていたり、
チムチルバン(銭湯)で
風呂上がりに食べるものと言えば、
もっぱらこの焼き卵だ。
正直、韓国で過ごしていた8年間は
別に何の思い入れもなく、
「韓国人(特に男性)は
板東英二もびっくりするくらい
ゆで卵好きだなぁ笑」
くらいにしか思ってなく、
義両親の家に遊びに行くと
必ず大量の焼き卵が用意されていて、
それを何個も食べる主人を
一人面白おかしく見ていたのだが
(性格悪い)
アメリカに来てから
専らの焼き卵ラバーとなってしまった。
というのも、
長距離ロードトリップや
トレッキングのお供に
最高なのである。
今回、
義両親と一緒に
ヨセミテ国立公園に行ったのだが、
3泊4日で家から作って
持っていた焼き卵は24個。
三日目の朝には全てなくなった。
リュックにも簡単に忍ばせられるし、
パンとかピザとか外食とか続くと
どうしても身体がしんどくなってくるときに、
この卵一個の量がちょうどよかったり、
疲れたときに頬張るとかなり癒される。
遠足や遠出するときに
必ず用意する韓国人の気持ちが
すごく理解できるようになったのだ。
主人は接待ゴルフのときにも
必ず作って持っていってお客さんに振る舞う(笑)
アナハイムのディズニーランドに
行ったときも
へとへとの身体に本当に癒され、
主人、義両親、子供たち、
皆もしみじみと美味しさを噛み締めていた。
(アメリカディズニーは食べ物持ち込みok!)
(にしても、ひたすらゆで卵を食べる集団)
(そんな集団に遭遇したら、韓国人かな?と)
(温かい眼差しで見守って頂けたら...♡)
作り方もすごく簡単。
炊飯器か圧力鍋がある
ご家庭ではすぐできる。
我が家はインスタントポットの
圧力モードで。
韓国焼き卵(グウンゲラン)
・卵 お好きなだけ(圧力鍋に入る量で)
・蒸し台(蒸すときに使うステンレスなどの台)
・塩 小1くらい
・お酢 ちょろっと
→インスタントポット
インスタントポットで、蒸し台の下くらい(卵に水が当たらないくらい)に
水を張り、塩と酢をちょろっといれて、
蒸し台→卵を入れて、圧力モードで一時間半。
→炊飯器
上記同様、炊飯モードを二回繰り返すと大丈夫みたいだ。
ちょっと香ばしくて
ほんのり塩気。
殻も簡単に割れて、
こどもたちにも大人気だ。
今ぐらいの気温では
あまり温度管理しなくても、
私は気にせず食べているし、
今のところ問題はないが、
我が家では夏場のアクティビティにも
欠かせないので保冷バックなどに入れて
持っていきたい。
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