ふと思い出す学生時代の彼氏

学生時代に付き合っていた彼氏は
ちょっと変わった人でした。

や、一見普通なんですが、
家族揃って、
聞いたことのない宗教を
信仰していました。

おばあさんは
末期がんが発見されてから、
薬や病院なしで
15年生きたことや、

自分も薬は飲んだことがないこと。
いつも調子が悪くなると
宗教団体の施設で受ける
施術を受けたり、
(ハンドパワーみたいな内容)

小さな小瓶に入った
なかなかお値段のする
梅肉エキスで乗り切ること。
(「めっちゃ効くよ!」と言っていた)

だからといって、
私を宗教に引き込もうとすることは
なかったからよかったけど。

風邪を引いたら、
普通に病院に行っていた私は
その時は好きだったので
引いたりはしなかったけど、
別れてからは引きまくりで
酒の肴に、いつもするネタとして
話してきました。


ただ、
今自然療法に強い関心を持って
取り入れるようになってから、
あの怪しいと思っていた小瓶は
私も常備するようになった梅肉エキスと
一緒だったんだなぁと
なんだか不思議な気分で、
いまでも時々思い出すのです。

自然療法って、
すごく遠いものだったし、
当時の私には、
宗教じみたものだったのだなぁと。

(まぁ彼の場合、
自然療法だけの話ではなく、
本当に宗教じみた話もあったけど)

というか、
そんなことを話し始めたら、
ハーブやドロ(クレイ)で
身体の不調にアプローチしたりする
今の自分も、
他の人からみたら
十分宗教じみてるのかもしれませんね。

お医者さんが
安易にくれる抗生物質の風邪薬より、
免疫力を高めるための食事のほうが
信じてしまってるのだから。

あ、そんなことを言うと
西洋医学や科学以外は胡散臭いと
決めつけるのもまた、
宗教みたいなものなのかもしれませんね。

どちらかが良くて、
どちらかがダメ。

という圧に対して、
私は拒否感がある。

要はそこなのです。


選択だよ、ただの選択。

何かを信じる時に
それ以外を否定する必要が
全くないのです。

なんで私は
あんなに怯えていたのだろうかと
ふと思うのです。







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