お酒をやめてから、
丸二ヶ月が経ちました。
(お酒をディスるので、読みたくない人はここで
静かにページを閉じましょう)
自分でもびっくりするくらい
お酒を欲しなくなって、
私の人生でこんな日がくるなんてと、
驚いています。
だって、
82歳でシャンパン2本開ける
ディヴィ夫人みたいになりたいと
思っていたのだから。笑
(今でもそんなディヴィ夫人は大好きですが)
自然療法を学ぶ一方で
私は元ワインインポーターで
あったこともあり、
すごくお酒が好きでしたし、
ライフワークだと思っていました。
あまり大きい声では言えなかったけど、
ハーブティーを飲む傍ら、
ほぼ毎日晩酌していました。
植物療法士仲間の中では
かなり不良だった 笑
実は以前も禁酒しようと思ってチャレンジした期間がありました。
植物療法アドバンスコースを受講中、
自分の体質改善を図っていたときでした。
心理学的手法を駆使し、自分と向き合った末、
数週間の禁酒に成功。でも、数週間でした。(先生ごめんなさい笑)
でも、あの時期はそれが私の精いっぱいだった。
主人が先に渡米し、半年のワンオペ韓国暮らし&引っ越し出国準備、
恥ずかしながら完全にお酒に支えられていた時期でした。
でも、身体のしくみを学ぶ中で
アルコールを欲する自分が
本当は何を欲したかったのか
分かるようになったのです。
私がお酒を通して欲しかったのは
ドーパミンによる幸福感でした。
(詳しくはこちらの記事)
幸福感....
幸せを感じたかったのですね。
や、決して不幸だったわけではないんだけど
日々の小さなストレスがなくなるような
気持ちで飲んでいたのです。
お酒を飲むと
ドーパミンという幸せホルモンが分泌され、
その作用によって、
人は簡単に幸福感に満たされます。
しかし、問題があります。
ドーパミンによる幸福感は
逓減される。
つまり、もっともっとと
より強い刺激を
底なしに欲しがってしまう。
だから、初めは一杯で
満足していても、
そんなんじゃ満足できなくなって
何杯も飲み続けてしまう。
別に
昼間からお酒飲んでるわけでもないし、
私はアルコール中毒ではないと
思っていたのですが、
アルコールに関する書籍を読んでいくと、
ホッと一息ついた夜に
「今日もお疲れさん、やることないし、じゃあ一杯飲みますか」と1人晩酌を始める、
これはすでにアルコール中毒のサインだと
書いてあり、
「え、わたし..!」と衝撃を受けました。
そして、
ドーパミンによる幸福感に
頼りすぎてる自分に気がついたのです。
とはいうものの
長年の友、お酒を断つのは
かなり勇気がいることでした。
お酒を飲む中で
仲良くなった友人を失ってしまうかも
お酒が好きなお父さんが悲しむかも
お酒なしの人生
楽しくなさそう
私は
「お酒のない人生なんて、楽しみ半分損してるよ」という、
昔自分が放った言葉に呪われていました。
お酒を飲まなくなった私に
誰も興味もってくれなくなる。
これも無意識下レベルで
張り付いた根深い
自分へのレッテルとしてありました。
身体のこと、
自然療法について学んでいるのに、
自分の身体を傷つける行為(自傷行為)を
続けてしまう。
(飲酒も、甘いもの脂っこいものを食べすぎるも広い意味で身体を傷つける自傷行為です。たまにやっちゃった! ならまだ大丈夫ですが、辞めたいのに辞められない、となるとそこには心理的要因が絡んできます。)
自分の中で
そうせざるを得ない、
何かがあるのは明確でした。
飲酒をしてる時は、
そんなに深く考えておらず、
チーズにはワインでしょ!
夏はビールでしょ!
チヂミにはマッコリでしょ!
ぐらいのノリで
気軽に飲んでいたのだけど、
いざ辞めたいとなると、
何故かすんなり辞められない。
そこに自分の無意識下での
根深さがあるのに気がつきました。
ストレスや孤独、
埋められない幸福感。
とはいうものの!
辞められない 笑
そのための一歩が踏み出せない。
そんな私が
どうやって禁酒に踏み切ったかというと、
健康の事情からやむを得ず、
とかではなく、
サクッと辞めて楽しく生きてる
元大酒飲みと話したことが
大きく背中を押してくれました。
それも2人。
年末我が家で
小さな集いをしたのですが、
一番お酒を飲みそうだと思った2人が
たまたま断酒をして何年も経っている
2人でした。
「お酒なくても楽しいよ!」
や、この世界には
体質的にお酒飲めない人もいるし、
(うちの主人もそう)
それは絶対そうなんだろうけど、
お酒飲んで明け暮れた日々を
経験した人からのその言葉、
妙に響きました。
お酒の場で
お酒飲めるけど、飲まなくても
楽しんでいいんだ!
その時は
「でも、私はお酒は
やめるつもりはないけどね」と
話したけども、
正月までの数日間、
妙に心に残り、
ふと、あ、正月から
お酒、私も辞めてみようかな。
と軽く決心したのです。
それと、お酒を辞めてみたら
自分の身体にどんな変化が起きるのかも
見てみたくて。
続けられるかな。
や、続けられなかったら
それでもいいじゃん。
失うものはない。
ただ、続けられない自分を少し嫌いになるだけ(笑)
それまでに
Youtube大学の
「お酒を辞めたくなったら読む本」の回を
見たり、飲酒に関する本を読んだりして
気持ちを固めました。
まず、酒=悪いイメージを自分の中に植え付けました
・「酒は百薬の長」という言葉は
中国の昔の皇帝が酒を売りたくて作り出した嘘の宣伝文句。
適量ならという言葉もあるけど、そもそもドーパミン頼みで飲んでる間は
「もっともっと」と求めてしまうような仕組みなのでまずその「適量」が無理。
(意志の強さなどは関係ない)
・寝つき薬にお酒
飲酒をして眠たくなるのは、気絶した状態なので睡眠とはまた違う。
ずっと浅い眠りが続いてる状態。
飲酒後数時間で交感神経が活発になるので、夜中目が覚めたら
そこからの寝つきが難しく逆効果。
・タバコや麻薬と同じで、徐々に社会からシャットアウトされていくようになるだろう説
ほんの数十年前までは普通に吸ってもよかったタバコも、今や喫煙スペースを探し求めたり
タバコ自体を禁止する国まで登場。お酒も身体への負担を考えたら
徐々にそうなっていくだろう説。
その他、やったこと
・断酒を始めたことを周囲に伝える、のは成功率を高めると
書いてあったけど、広く伝えるのは怖くて出来ず(笑)、
主人(家族)にまず伝えました(笑)
数週間くらいして、会った友達などに徐々に伝え、
インスタ・ブログで簡単にその旨を書いてみました。
・断酒をする前に、たまたまセロトニンを増やすための活動を
コミュニティに所属して仲間と共にやっていたこと。
セロトニン分泌が進んでいたことが大きかったと思う。
断酒したい人は、毎朝、30分ほどのウォーキングだけでも、
心からおススメ。本当にこれがカギなんじゃないかくらい。
(セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの話はこちら。)
そんなこんなで、
いざ、
元旦からスタート!
だったらかっこよかったのだけど、
ついつい飲んでしまい笑、
2日から断酒スタートしました。
辛かったのは初めの2週間。
子供たちが寝た後、
お酒を飲んでいた時間に
どうしても考えてしまうのです。
でも、私、
液体を飲んでいたら
結構忘れられることに気づき、
子供たちが寝る前に
ハーブティーをポット
いっぱいに淹れておき、
寝た後、迷わずお茶を飲めるように
セットしておくことで
乗り切りました。
(しみじみ思うのですが、
私はワインにしろ、ハーブティーにしろ、
「液体」が好きなんだと思います 笑)
1ヶ月くらい経つと、
思い出すこともあまりなくなり、
あまり欲することもなくなりました。
朝のセロトニン活動も
功を奏し、乗り切れたのは間違いないと
思います。
(三種類の幸せホルモンの比率を大きく変えた)
二月中旬、思いがけず
主人とディナーデートをする機会が
あったので、一杯ワインを頼んでみました。
(あれ?笑)
(なんですが、私は悩んだ末、
機会があったら飲む、機会飲酒にしようかなという思いから)
でも、一杯飲むのもなかなか進まず、
この私が?!とびっくり。
少しだけ残して、帰りました。
あぁ、変わったな。と実感。
一杯飲んだら、次の日も飲みたくなってしまうのでは
という懸念もあったのですが、全然。
思い出しもしませんでした。
お酒を捨ててみて
もうすこぶる軽い!身体が軽い!
頭がいつもすっきりしてる、
お酒という自分にとって大きなものを捨てた代わりに
入ってくるものの量がすごい!(特にビジネス関係)
それ以外の
期待していた変化(特にニキビ)はまだなくて、
むしろ多分、
蓄積された毒素のデトックスが
進行中な感じです笑
やっと外に出て来れた毒素たち 笑
改善するかなと期待していた
顔周りのニキビはひどくなるし、
指のむくみもひどくなる。
でも、悪い気はしないの。
これはいい反応なような気がしています。
そこにプラス、
今クレイにハマっていて、
デトックスを一気に後押ししてみてます。
こちらも変化が楽しみ。
(クレイ、本当にすごいの!!こちらもまた記事にしたい。)
今でも、ドラマや写真などで
楽しそうにお酒を飲んでるシーンを見ると、
「ちょっと飲みたいかなぁ」と思うときもあるけど、
そういうときはレモンを絞った炭酸水を飲むと
すっきりします。(笑)
※この記事から11ヶ月経った今は、
友達と飲む時、また週末飲みたくなったら飲む
みたいに過ごしています。
前みたいに依存状態ではなく、飲まなきゃ!みたいな執着がなくなっていい距離感なのがすごく心地いいです。
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